「お尻が痛い」「出血がある」——そんな症状から「痔かな」と思っていたら、実はクローン病だった…というケースが増えています。
この記事では、痔と間違えやすいクローン病の初期症状や見分け方、正しい対処法について解説します。
この記事はこんな人におすすめ
- お尻の痛みや出血が気になる
- 慢性的な腹痛や下痢が続いている
- 若年層で痔と診断されたが改善しない
- クローン病について知りたい
クローン病とは?
クローン病(Crohn’s Disease)は、消化管全体に炎症が起こる炎症性腸疾患(IBD)の一つです。特に小腸や大腸に炎症が起こり、下痢・腹痛・体重減少・発熱などの症状が現れます。
痔と間違えやすいクローン病の初期症状
実は、クローン病の初期症状には痔とそっくりな症状があります。
| 症状 | 痔 | クローン病 |
|---|---|---|
| 肛門の痛み | ◎ | ◎ |
| 出血 | ◎ | ◎ |
| 肛門の腫れ・しこり | ◎ | ◎ |
| 下痢 | △ | ◎(慢性的) |
| 腹痛 | △ | ◎(繰り返す) |
| 発熱・倦怠感 | × | ◎ |
| 体重減少 | × | ◎ |
ポイント:肛門症状だけでなく、全身症状や消化器症状の有無が重要です。
なぜ「痔」と誤診されやすいのか?
クローン病の患者の約3割に肛門病変(痔瘻、裂肛、膿瘍)が見られます。見た目だけではただの痔と判断されやすく、診断までに平均1〜2年かかることもあります。
体験談:「痔だと思ったらクローン病でした」
20代前半の頃、トイレで出血と痛みが続き、痔だと思って市販薬で対応していました。ところが、半年経っても良くならず、下痢と微熱も。病院で検査を受けたところ、クローン病と診断されました。(東京都・男性)
こんな症状があれば病院へ!
次のような症状が数週間以上続く場合は、すぐに肛門科や消化器内科を受診しましょう。
- 出血・痛みなどの肛門症状が治らない
- 頻繁な下痢や便秘を繰り返す
- 原因不明の腹痛、発熱、体重減少
- 痔の治療を受けても改善しない
クローン病の検査と治療法
検査方法
- 血液検査(炎症の確認)
- 大腸内視鏡検査
- 小腸造影検査
- CT・MRIによる画像診断
治療法
- 食事療法(低脂肪・低残渣食など)
- 抗炎症薬(5-ASA製剤など)
- 免疫抑制剤、生物学的製剤(抗TNF-αなど)
まとめ:痔だと思って放置は危険!
肛門の痛みや出血があっても、それが痔とは限りません。クローン病は早期に治療を始めることで、進行や合併症のリスクを抑えることができます。
「ただの痔」だと放置せず、気になる症状があればすぐに専門医を受診しましょう。


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