夜空に赤銅色の月が浮かぶ「皆既月食(かいきげっしょく)」。
とても幻想的な天体ショーですが、その仕組みを正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?
本記事では、皆既月食とは何か、その仕組みや見え方、部分月食との違い、観察のポイントについて、分かりやすく丁寧に解説します。
皆既月食とは?
皆既月食とは、地球の影によって月全体が隠れる現象のことをいいます。
太陽・地球・月が一直線に並ぶことで起こり、月が地球の「本影(ほんえい)」にすっぽりと覆われると、月全体が暗く赤みを帯びて見えるのです。
皆既月食が起こる仕組み
太陽・地球・月の位置関係
- 太陽 → 地球 → 月 の順で一直線に並ぶと、地球の影が月に落ちます。
- このとき、月が完全に影の中に入ると「皆既月食」、一部だけ重なると「部分月食」になります。
なぜ月が赤く見えるのか?
皆既月食では、月は真っ暗になるのではなく、赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。
これは、地球の大気を通過した太陽光のうち、赤い光だけが屈折して月を照らすためです。
つまり、地球の「夕焼けや朝焼けの光」が月に映し出されているのです。
部分月食との違い
- 部分月食:月の一部が地球の影に入る現象
- 皆既月食:月全体が影に覆われる現象
皆既月食は数年に一度しか見られない貴重な天体ショーですが、部分月食は比較的頻繁に起こります。
皆既月食はいつ見られる?
皆既月食は、満月のときにしか起こりません。しかし、満月のたびに見られるわけではなく、太陽・地球・月がきれいに一直線になったときだけ観測できます。
日本でも数年に一度のペースで観測できるため、ニュースや天文カレンダーをチェックしておくのがおすすめです。
皆既月食の観察ポイント
- 肉眼でOK
皆既月食は肉眼でも十分楽しめます。望遠鏡や双眼鏡を使えば、月面の模様まで赤みを帯びて見え、より神秘的です。 - 写真撮影にも最適
三脚とスマホや一眼カメラを使えば、幻想的な赤い月を撮影できます。 - 天気チェックが必須
曇りや雨の日は観測できないため、天気予報を確認しておきましょう。
まとめ:皆既月食は地球の影が作り出す神秘
- 皆既月食は、太陽・地球・月が一直線に並び、月が地球の影にすっぽり入る現象。
- 月が赤銅色に見えるのは、大気を通った赤い光が月を照らしているため。
- 数年に一度しか見られないため、観測チャンスは逃さずチェック!
夜空を見上げ、宇宙の神秘を感じられる皆既月食。次の機会にはぜひ観察してみてください。


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