「小寒(しょうかん)」という言葉を耳にしたことはありますか?
ニュースや天気予報、カレンダーなどで見かけることもありますが、実際にどのような意味を持つ言葉なのか、詳しく知っている方は多くないかもしれません。
この記事では、小寒とは何か・意味・由来・過ごし方について、初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。
日本の季節の移ろいを感じられる「二十四節気」を理解すると、毎日の暮らしが少し豊かに感じられるかもしれません。
小寒とはいつ?二十四節気のひとつ
小寒とは、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。
二十四節気とは、古代中国で太陽の動きをもとに1年を24等分し、それぞれの時期に名前を付けたもの。日本でも暦の基準として長く使われてきました。
その二十四節気のひとつが「小寒」です。
毎年だいたい1月5日〜6日頃に小寒を迎え、次の節気である「大寒」までの約15日間を指します。
小寒の始まりは年によって少し前後しますが、
暦の上ではこの日から本格的な寒さが始まるとされています。
小寒の意味|「寒の入り」とは?
小寒は、別名「寒の入り(かんのいり)」とも呼ばれています。
つまり、一年で最も寒い期間の始まりという意味があります。
小寒から始まる約30日間をまとめて「寒の内(かんのうち)」といい、
その最も厳しい時期が大寒です。
そして立春を迎えると、暦の上では寒の内が明け、「寒明け」と呼ばれます。
- 寒の入り=小寒
- 一年で最も寒い頃=大寒
- 寒が明ける=立春
このように、小寒は寒さのスタート地点ともいえる節目なのです。
小寒の由来はどこから?
小寒という言葉は、中国の古い暦がもとになっています。
「小」は
“これから寒さが強くなる前段階”
という意味で、
「大寒」の「大」と対になる言葉としてつけられました。
つまり、
小寒=寒さが次第に厳しくなっていく頃
というイメージです。
昔の人々は、自然の移り変わりを敏感に感じ取り、
生活や農作業の目安としてこの二十四節気を活用していました。
七十二候から見る小寒の自然の表情
二十四節気はさらに細かく、七十二候(しちじゅうにこう)に分けられています。
小寒の七十二候は次の3つです。
初候|芹乃栄(せり すなわち さかう)
セリがよく育つ頃
冬の冷たい水辺で青々と育つセリは、春の訪れの象徴でもあります。
次候|水泉動(すいせん うごく)
地中で凍っていた水が動き始める頃
まだ寒さの中ですが、大地の奥では少しずつ春の準備が始まっています。
末候|雉始雊(きじ はじめて なく)
キジが鳴き始める頃
命の活動が少しずつ活発化していく様子を表しています。
こうした表現からも、昔の人々が自然と共に生きていたことが伝わってきますね。
小寒は一年で最も寒い?
統計的に見ると、1月〜2月上旬が気温の底となる地域がほとんどです。
つまり、小寒の頃から気温は下がり始め、
大寒〜立春の頃が底となることが多いのです。
そのため、
風邪やインフルエンザが流行しやすい時期
としても知られています。
昔から健康管理の大切さが意識されていたのですね。
小寒の時期におすすめの過ごし方
①体を温める食事をとる
- 鍋料理
- 生姜
- 根菜類
- 味噌汁
これらは体を内側から温めてくれる代表的な食材です。
②入浴でリラックス
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、血行が良くなり冷え対策にもなります。
③睡眠をしっかりとる
免疫力を保つためにも重要です。
小寒と生活文化|「寒仕込み」とは?
昔から小寒〜大寒の時期は、味噌や醤油、日本酒の仕込みに最適な時期とされてきました。
これを「寒仕込み」と呼びます。
理由は、
- 雑菌が繁殖しにくい
- 発酵がゆっくり進む
- 旨味成分が増えやすい
など、発酵食品にとって理想的な条件がそろうため。
こうした知恵は、今も伝統的な醸造文化として受け継がれています。
寒中見舞いは小寒から送る?
寒中見舞いは、小寒から立春の前日までに出す季節の挨拶状です。
喪中の方への年賀状代わりとしても使われます。
相手の健康を気遣う優しい文化ですね。
小寒を暮らしに取り入れてみよう
小寒は単なる暦の言葉ではなく、
自然と向き合い、季節の移ろいを感じながら暮らすための知恵
と言えます。
忙しい現代社会だからこそ、
こうした昔からの感覚を生活に取り入れてみると、心が少し落ち着くかもしれません。
まとめ|小寒とは?
- 二十四節気のひとつ
- 毎年1月5日〜6日頃に始まる
- 寒さが本格化する「寒の入り」
- 大寒へ向けて最も冷える季節
- 寒仕込み・寒中見舞いなどの文化がある
季節の節目を意識することで、
毎日の暮らしが少し豊かに感じられるはずです。
ぜひ今年は「小寒」を感じながら、ゆっくり冬を楽しんでみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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