こんにちは、子育て中の皆さん。
「子どもが咳をし続けていて心配」「風邪かなと思ったけど、なかなか治らない」
そんな経験、ありませんか?
その咳、もしかすると「百日咳(ひゃくにちぜき)」かもしれません。
しっかり知って、しっかり守りましょう。
百日咳ってなに?
百日咳は、細菌による感染症で、とにかく咳がしつこく続くのが特徴です。
赤ちゃんや小さな子は、咳の発作で苦しそうになり、呼吸が止まってしまうほどになることもあるので、注意が必要です。
百日咳の症状はどう進むの?
🌱 1. 風邪みたいな初期(カタル期:1〜2週間)
- 微熱
- 鼻水
- 軽い咳
風邪と見分けがつきにくいですが、この時期がもっとも感染しやすい時期です。
🌪 2. 咳が止まらない中期(痙咳期:2〜6週間)
- 激しい咳の発作
- 咳の後に「ヒューッ」という音(吸気音)
- 吐くほど咳き込むことも
赤ちゃんは音が出ないこともありますが、咳の発作でぐったりする様子が見られます。
🌤 3. ゆっくり回復する後期(回復期:数週間〜)
咳は徐々に軽くなりますが、長期間続くこともあります。
どうやって感染するの?
百日咳は、咳やくしゃみによる飛沫感染で広がります。
保育園、兄弟間、さらには親から赤ちゃんへうつることもあります。
0歳児は特に注意!
ワクチンの免疫がまだ十分でないため、重症化しやすいです。
予防はできるの?
✅ 予防接種を受けましょう
日本では生後3か月から「四種混合ワクチン」に百日咳が含まれています。
スケジュール通りに受けることで高い予防効果が得られます。
✅ 大人の咳にも注意
大人は免疫が薄れて再感染することも。
家族の咳が続く場合、赤ちゃんにうつす前に医療機関に相談しましょう。
病院に行く目安は?
- 咳が2週間以上続いている
- 咳のあとに嘔吐する
- 夜に咳で何度も起きる
- 息が止まりそうな咳や顔色が悪くなる
- 家族にも長引く咳がある
まとめ:子どもの咳は「いつもの風邪」と決めつけないで
百日咳はしつこい咳が特徴の感染症で、特に赤ちゃんにとっては危険です。
「ちょっとおかしいな」と感じたときの受診が、家族全体を守る一歩になります。
💡 ポイントまとめ
- 百日咳は咳が長引く細菌感染症
- 0歳児は重症化リスクが高い
- 予防にはワクチンと早期発見がカギ
- 大人の咳にも注意しよう
コメント