2025年4月13日から10月13日までの184日間にわたり開催された「大阪・関西万博(EXPO 2025)」が、ついに閉幕しました。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。会場となった大阪・夢洲には国内外から多くの来場者が訪れ、日本の未来を体感するイベントとして注目を集めました。
◆ 万博概要と「184日間」という意義
大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日までの184日間開催されました。
会場面積は約155ヘクタール。日本全国からだけでなく、海外からも多数の観光客が訪れ、未来社会の技術や文化を体験できる博覧会として大きな話題となりました。
◆ 最終入場者数はおよそ2,200万人〜2,800万人規模
2025年9月時点での公式発表によると、累計来場者数は約2,344万人(関係者含む)に達しました。最終的な速報値では、一般来場者数を含めた合計で約2,200万〜2,800万人規模になると見られています。
特に9月の連休や「ナショナルデー」開催日には、多くの人々が会場に訪れ、日別来場者数が20万人を超える日も続出しました。
- 9月13日(土):約21万8,000人(最多記録)
- 9月14日(日):約20万7,000人
- 9月19日(金):約23万人(関係者含む)
- 9月21日(日):約22万6,000人
会期後半になるにつれて混雑が顕著となり、来場予約の枠が埋まる日も続いたことで、万博人気の高さがうかがえます。
◆ 過去の万博との比較
1970年の「大阪万博(EXPO’70)」では、6,422万人という記録的な来場者数を誇りました。 一方で、2005年の「愛・地球博(愛知万博)」では2,200万人規模の来場者を記録しています。
今回の大阪・関西万博は、現代の人口動向や国際情勢、オンライン配信などの新しい体験方法も影響し、来場者数は1970年を大きく下回るものの、現代型万博としては成功といえる結果となりました。
◆ 万博閉幕後の課題と今後の展開
大阪・関西万博の閉幕により、次に注目されるのは「会場跡地の活用」と「地域振興の継続」です。夢洲エリアでは今後も観光・産業拠点としての整備が予定されており、交通アクセスやインフラ整備の進化が期待されています。
また、万博で披露された最先端技術や環境対策の成果をどのように社会へ還元していくかが、今後の重要なテーマとなるでしょう。
◆ まとめ|大阪・関西万博は未来への遺産に
184日間の会期を経て閉幕した大阪・関西万博。最終的な入場者数はおよそ2,200万〜2,800万人と推計され、国内外からの関心の高さを示す結果となりました。
1970年万博のような歴史的スケールとは異なるものの、AI・環境技術・未来社会の展示を通して、次世代へのメッセージを残した「新しい万博」として大きな意義を持ったイベントといえるでしょう。
今後は、会場跡地の活用や地域の発展など、「万博の遺産」をどう未来へつなげるかが注目されます。


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