「小児心身症(しょうにしんしんしょう)」とは、ストレスや心理的な要因によって体に症状が現れる病気のことです。
検査で異常が見つからないのにお腹が痛い、頭が痛い…そんな子どもの訴えは、心のSOSかもしれません。
🧒 小児心身症とは?
小児心身症は、心のストレスや不安が身体に影響を与えて症状として現れる状態を指します。
大人にも見られますが、成長期の子どもは環境の変化に敏感なため、特に発症しやすいといわれています。
💡 小児心身症によく見られる症状
子どもによって症状の出方はさまざまですが、代表的なものには次のようなものがあります。
- おなかの痛み(腹痛)
- 頭痛・吐き気
- めまい・ふらつき
- 朝になると具合が悪くなる
- 食欲不振・不眠
- 登校しぶり・不登校
検査をしても異常が見つからないケースが多く、心のストレスが体に出ていると考えられます。
🧠 なぜ心のストレスが体に出るの?
心と体は密接に関わっています。ストレスを感じると、脳が自律神経やホルモンの働きに影響を与え、胃腸の不調や頭痛、免疫の低下などを引き起こします。
特に子どもは次のようなストレス要因を抱えやすいです。
- 学校や友人関係の悩み
- 家庭内の環境変化
- 勉強や習い事へのプレッシャー
これらの小さな不安や緊張が積み重なり、体の不調として現れることがあります。
🏥 小児心身症の診断と治療
🔍 診断の流れ
まずは小児科で身体的な異常がないかを確認します。
そのうえで、心理的ストレスや家庭環境を考慮して診断されます。
💊 治療の方法
治療では、症状をやわらげるだけでなく心のケアも重視します。
- 心理カウンセリングやプレイセラピー
- 学校・家庭との連携
- ストレスを減らす生活習慣づくり
- 必要に応じた薬物療法
家族が子どもを受け入れ、安心できる環境を作ることが何よりも大切です。
🏫 学校生活との関係
小児心身症は、学校での出来事と深く関係している場合もあります。
- 友人関係のトラブル
- 授業やテストへの不安
- 教師との関係ストレス
そのため、学校・家庭・医療機関の連携が不可欠です。
🌈 家庭でできるサポート方法
- 子どもの話をよく聞く(否定せず受け止める)
- 休むことを責めない
- 「がんばれ」より「一緒に考えよう」という姿勢
- 生活リズムを整える(睡眠・食事・日光)
- 早めに専門医へ相談する
親の心の余裕が、子どもの安心感につながります。
🔔 まとめ:小児心身症は「心のSOS」
小児心身症は、子どもが発する心のSOSです。
体の症状だけを見るのではなく、「何か心の中で困っていないかな?」という視点を持つことが大切です。
早めの相談と理解あるサポートで、子どもは少しずつ元気を取り戻していきます。


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