東京・多摩川にある広大な河川敷、名付けて「多摩川トライアングル」。
東京でありながら驚くほど豊かな自然が見られるこの場所の中州で、2020年冬に大きな流木が見つかりました。
幹まわりが3メートルほどもある大木ですが、この木の周りには驚くほど多様な生きものたちが集まり、「ドラマ」が繰り広げられていることがわかったのです。
多摩川トライアングルどこにある?
東京都の代表的な河川である「多摩川」と、その支流である「秋川」が合流する地点の通称のことです。
三角地帯の河原が、通称「多摩川トライアングル」です。
上の写真の赤い三角形の部分が通称「多摩川トライアングル」です。
多摩川トライアングル行き方
車や電車で多摩川トライアングルにアクセスするのはとても大変な場所です。
【電車で行く場合】
最寄り駅のJR青梅線・西武線拝島駅から約3km弱、徒歩30分以上もかかると予想されます。
トライアングル周辺の路線には「立川バス」「西東京バス」のバス停もあり、拝島駅からこれらのバス停に通じているので、電車とバスを使って行くという方法もありますがかなり大変です。
【車で行く場合】
近くに駐車場などはありません。最も近い駐車場は「多摩川緑地福生南公園」の駐車場となります。
多摩川トライアングルの情報
滝山城から見た多摩川トライアングル#ダーウィンが来た#多摩川トライアングル pic.twitter.com/Fb1HsFCs3K
— Taku💉💉💉💉💉 (@TemmaRyono) April 14, 2024
本日『福生南公園から
— 福生市観光案内所 くるみる ふっさ (@fussakurumiru) February 18, 2024
多摩川トライアングルへ』
自然観察ツアーを開催🔭
NHKダーウィンが来た!
カメラマンの平野伸明さん、
野鳥に精通しているガイドの方の
貴重なお話も聞くことが
出来ました🐦
冬日和の野鳥観察には最適な
一日でした☀️
皆さま、お疲れさまでした😊#多摩川 #野鳥観察 #野鳥 pic.twitter.com/6BkUdAwxan
今朝は学園の南、多摩川沿いの土手を歩いて学校まで来ました。多摩川トライアングル知ってますか?多摩川に秋川が合わさる三角地帯。そして学園の敷地内を流れる昭和用水の取水堰。遠くに奥多摩のシンボル、特異な形をした大岳山。とても気分がいいです。 pic.twitter.com/6AJ6NBcwJg
— 啓明学園中高校長 (@keimeihigh) May 1, 2023
注意事項
ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、ホンドキツネ、ニホンイタチ、ニホンイノシシ、カワセミやサギ類ような水辺の鳥がよく見られ、トビやノスリがよく見られ、オオタカ、ミサゴやハヤブサなどが見られます。
その他、ヘビやトカゲ、カエル、昆虫類、魚や水生生物など、あらゆる生き物が生息しています。
生態系を崩すような行為は絶対にしないようにしてください。
トイレなどが無く、また自然保護の必要がある環境なので、バーベキューなどをするような場所ではありません。
トライアングル地帯に入ると、きちんとした道はなく、進むのも大変苦労します。長袖・長ズボンでいかないと大変なことになります。
「ヘビ・マムシ注意」の看板も沢山見受けられますので、十分、注意が必要です。また、長靴の着用が必須となります。
河原は広く、全体的に背の高い草に覆われていて、人がかろうじて歩ける道も迷路のようで、深入りすると軽く道に迷う可能性がありますので明るいうちに探検するのがベストです。
「かわいい動物」や「自然を満喫する」といった場所ではなく、草と石だらけの場所ですので、一般的な家族やカップルがレジャーとして楽しめる場所ではありませんので間違えないようにしてください。
観光気分で行くと、期待外れになることは間違いありませんが、自由研究、研究、バードウォッチングなどで行く分には材料は豊富でウキウキするところ間違いなしです。
多摩川トライアングル NHK「ダーウィンが来た」過去放映
「台風で出現!多摩川 秘密の楽園」
初回放送日: 2020年4月26日
去年10月、台風の記録的な大雨で一変した東京・多摩川の河川敷に不思議な「水たまり」が多数出現。突然水量が増減したり、続々と動物が集まったり。水たまりの謎に迫る。
番組では去年の春から東京の多摩川に密着。イタチの子育てなど都会のすぐそばに広がる豊かな自然を紹介してきた。ところが、去年秋の台風19号による増水で、撮影地の環境が激変!動物たちはどうなったのか?動物カメラマンの平野伸明さんが捜索を開始すると、小さくなったり大きくなったりする不思議な水たまりを発見!しかも、この水たまりには、なぜか続々と動物が集まってくるのだ。一体どんな秘密があるのか?
「動物たちが大集合 密着!謎の水たまり」
初回放送日: 2021年1月24日
2021年1月24日放送
水たまりが主人公!?動物たちが集まる不思議な場所に密着。森の王者「クマタカ」迫力の狩りも撮影成功!「多摩川トライアングル」に続く、平野伸明カメラマンの定点観測。
群馬の森になぜか動物たちに大人気の「秘湯」があるという。見た目は小さな水たまりだが、森の珍鳥・アオバトが200羽も水を飲みに大集結。テンやシカ、ツキノワグマなどの動物たちも次々と姿を見せる。ここに、動物カメラマンの平野伸明さんが長期密着。森に潜んで撮影を続けると、絶滅危惧種・クマタカの狩りを超接近映像でスクープすることに成功!一体何が生きものを呼び寄せるのか?森の秘湯の謎に迫る。
「東京 多摩川 生きものを呼ぶ!秘密の流木」
初回放送日: 2021年12月5日
東京・多摩川の中州に流れ着いた巨大な流木。冬、そこに猛きん類をはじめさまざまな動物たちが次々集結。珍しいイタチ同士の大バトルも勃発!この流木に一体どんな秘密が?
2019年から東京・多摩川の自然に密着しているシリーズの第3弾!2020年冬、撮影を続けている動物カメラマンの平野伸明さんは、開けた中州に長さ20m近い巨大な流木を発見。観察を続けると、ハヤブサやオオタカなど都会ではめったに見られない大空のハンターが集結。さらに、暮らしが謎に包まれているイタチも頻繁に訪れることも判明。一体何が生きものたちを呼び寄せるのか?流木の驚きの秘密が明らかに!
「多摩川で大スクープ 鳥が裁縫をした!」
初回放送日: 2022年5月15日
東京の驚きの大自然が詰まった「多摩川トライアングル」。今回ここで撮影されたのは、なんと草を精巧に縫い合わせて巣を作る野鳥。世界で初めてとらえた超絶技巧を大公開!
2019年から東京・多摩川の自然に密着しているシリーズ第4弾!ついに動物カメラマンの平野伸明さんが世界初スクープに成功!主人公は草原の小鳥セッカ。なんと人間顔負けの裁縫の技で巣を作るという。試行錯誤の末、クチバシで草に穴を開け、謎の糸を何度も通して草を縫い合わせる見事な技を初撮影!糸の端を玉留めで固定したり草の縁ギリギリを縫ったりと驚きの精巧さが見えてきた。子育ての試練にも完全密着。
シリーズ東京大自然「狩る!戦う!多摩川の名ハンター大追跡」
初回放送日: 2023年10月22日
長期密着取材中の東京・多摩川。大都会の川で海の王者ミサゴと森の王者オオタカがバトルする激レアな瞬間を目撃!さらに謎多きイタチが魚を捕える一部始終を世界初撮影!
東京・多摩川の野生の営みを見つめるシリーズ第5弾。動物カメラマンの平野伸明さんは、なぜか頻繁に現れる海のハンター・ミサゴを追ううち大きな用水堰にたどり着く。そこは住宅街のそばなのに鳥が多く集まる不思議な場所。狩り場をめぐりミサゴとオオタカが争う様子を目撃する。さらにそこには謎多きハンター・イタチも出没。堰を守るコンリートの波消しブロックの中で魚を捕えているらしい。その一部始終の世界初撮影に挑戦!
「多摩川のアイドル イタチ子育て大追跡!」
初回放送日:2024年4月14日
東京多摩川シリーズ第6弾。イタチの子育ての世界初撮影に挑んだ取材班。大雨による増水など苦労の末に見つけた現場は意外な場所だった。多摩川イタチの子育てに密着!
東京・多摩川を舞台に生きものたちの営みを見つめるシリーズ第6弾。今回追うのは“多摩川のアイドル”ことニホンイタチ。動物カメラマンの平野伸明さんが長年の念願だった子育ての世界初撮影に挑戦する。しかしイタチは警戒心が強く撮影は極めて困難。大雨による増水など苦労の末にたどり着いたのは、研究者も驚く意外な場所だった!そしてついに超キュートな子どもたちのお宝映像をスクープ!多摩川ならではの子育て現場を追う。
動物カメラマン「平野伸明」ダーウィンが来た
動物カメラマンの平野伸明さんは、テレビ番組「ダーウィンが来た」でもおなじみです。
東京の奥多摩で野鳥を追い続けている姿を見て、とても気になりました。
平野伸明さんのことを知って、また番組を見れば、さらに楽しめることでしょう♪
平野伸明さんのプロフィールです。
生年月日:1959年
出身地:東京都
一般的に肩書きは「動物カメラマン」となっていますが、ご自身で運営されているブログ「バードリサーチ」にあるように、野鳥の専門家だと言ってもいいですね。
現在もブログを更新されているようです。
18歳の時に写真の活動を始められています。
23歳の時に動物自然雑誌「アニマ」でプロの写真家となりました。
この雑誌「アニマ」は、昭和48年に創刊の自然史をテーマとして扱っていた月刊誌です。
1993年(平成5年)に休刊以来、現在も休刊しています。
その後、アジア、アフリカ、ロシアなど世界中をめぐり、動物たちの写真を撮り続けています。
現在でもブログで活動報告されており、東京の奥多摩で動物を撮影しています。
動物の写真集なども出されているようです。
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