【海の不思議】マンボウの生態とは?巨大なのに繊細な海の漂流者

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こんにちは!今回は、海の人気者「マンボウ」についてご紹介します。水族館などでそののんびりした姿に癒されたことがある人も多いのではないでしょうか?

しかし、見た目のユニークさとは裏腹に、マンボウには驚くべき生態がたくさんあります。知れば知るほど面白い、マンボウの世界をのぞいてみましょう!

1. マンボウってどんな魚?

マンボウはフグ目マンボウ科に属する海水魚で、英語では「Ocean Sunfish」と呼ばれています。体長は最大3メートル、体重は2トンを超えることもあるという、世界最大級の硬骨魚類です。

平べったい円盤のような体に、大きな背びれと尻びれが特徴。尾びれの代わりに「舵びれ(かじびれ)」と呼ばれる構造を使って泳ぎます。

2. 驚きの成長スピード

マンボウは卵からかえると2mmほどのサイズですが、成魚になると1000倍以上の大きさにまで成長します。その成長スピードは驚異的で、1日で体重が1kg以上増えることもあると言われています。

ちなみに、メスのマンボウは一度に3億個以上の卵を産むことができる、海の中でも最多レベルの産卵数を誇る生き物です。

3. 繊細すぎる!?マンボウの意外な弱点

「マンボウはすぐ死ぬ」というイメージを持っている人もいるかもしれません。ネット上では「壁にぶつかっただけで死ぬ」「驚いただけで死ぬ」など、都市伝説的な噂もあります。

実際はそこまで極端ではありませんが、マンボウは繊細な魚であることは事実。皮膚が非常に弱く、傷つきやすいのが特徴です。また、寄生虫に悩まされることが多く、海面でジャンプして体をたたきつけ、寄生虫を落とそうとする行動も見られます。

4. どうやって泳いでるの?

マンボウは背びれと尻びれを同時に使って、上下にパタパタと泳ぎます。見た目はゆったりしていますが、意外にも泳ぎは速く、1日に何十kmも移動することがあります。

普段は海面近くで太陽の光を浴びて「日向ぼっこ」をする姿が見られることもあり、ここから「Sunfish(太陽の魚)」という名前がついたとも言われています。

5. どこで会えるの?

マンボウは世界中の温帯〜熱帯の海域に分布しています。日本近海でもよく見られ、特に春から夏にかけて、黒潮にのって本州沿岸にも現れます。

水族館では飼育が難しい生き物の一つですが、鴨川シーワールド(千葉)鳥羽水族館(三重)など、国内でもいくつかの施設で会うことができます。

まとめ:ユニークだけど奥深い、マンボウの世界

マンボウは見た目の面白さだけでなく、驚きの成長力や意外な行動、生存戦略など、知れば知るほど魅力的な生き物です。海の中で何を考えながら泳いでいるのか…そんな想像をしながら観察するのも楽しいかもしれませんね。

水族館に行く機会があれば、ぜひマンボウをじっくり眺めてみてください!

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